被災者の負担を軽減し、その生命・生活・健康に対する支援をするため、被災地に災害支援ナースなどを派遣する支援活動のことを、災害看護と言います。
これは、交通費・宿泊費が2万円以内で支給されるボランティア活動で、看護師が自身の成長のために行うものです。
本記事では、そんな災害支援ナースのやりがいを2つ紹介します。
1つ目は、その大変さです。
災害支援ナースは要請を受けることで派遣されます。
そのため、その被災地は医療に限らず混沌とした状態が多いです。
そんな大変な現場において、看護を必要とする人々に役立てることは、災害支援ナースのやりがいの代表です。
2つ目は、その緊迫とした状態です。
前述した通り、派遣される被災地は混沌とした状態で、相談できる人がいないことが多くあります。
中には人の生死に関わる場面に遭遇し、迅速に自分で判断することが求められることもあるでしょう。
その緊迫とした状態に自分の判断で人命を救うよろこびは、何事にも代えがたい経験になります。
災害看護はボランティアですが、必要な研修や条件がいくつかあり、生半可な気持ちで始められるようなものではありません。
人命に関わることもあるため、確固とした使命感を持って臨む必要があります。
紹介したやりがいはどれも大変なもので、億劫に感じる人もいるかもしれません。
しかし、そんな大変な環境の中で培った看護師としての経験は、かけがいのないものになるでしょう。